その言動の根底にあるもの

子どもって、良くも悪くも「君たちはお母さんに叱って欲しいんでしょ!」という言動をよくとりますよね。


食事の好き嫌いをする、残す、宿題をやりたがらない、部屋を散らかしたまま片付けない・・・などなど、

上げだせばキリがないくらいです。

だからといって、何でもかんでも目についたものを叱っていては、

親子ともども疲れてしまいます。


そもそも、宿題や片付けをやらないことによって何が問題なのか?

を考えると、

宿題をやらなかったら、我が子が後で困るだけです。それは犯罪でもなければ非人道的な行為でもありません。

そして、宿題をやらないのは、単純に面倒だからでしょう。その重要性も理解していない。

ただそれだけです。

なので、叱るのではなく、

・それをやらなかったら、いつ、誰が困るのか?

・それを母親である自分自身が歓迎することなのか?

・どうしたほうが今後より良い人生になると「私自身」が考えているか?

を伝えるようにしています。

あとは子ども自身が考えて行動するのを、ただただ信じて待つのみなのです。


逆に、思いっきり叱るときもあります。

それは、その子がどんな世界に住んでいるのか?が垣間見える時、

そして、それが「お互いが奪い合う世界観」であったときです。


先日も1つのアイスクリームを2人で分けてもいいよと伝えた時、

お姉ちゃんが「じゃあ私が半分にするね・・・」と言い終わらないうちに

妹が「そうやって!自分が大きい方を取るんでしょ!」とまくしたてました。


これこそが、奪い合う世界であり、相手は自分が得をするように動くという世界観です。

思いっきり叱りました。

「なぜ、相手が奪う前提の世界に生きているんだ?そんなつまんない殺伐とした世界を作っているのはあなたのその考え方そのものだよ。

そんなくだらない世界にいたかったら、いたらいいよ。自分の考え方を改めない限り、君の目の前には奪い合う世界が繰り広げられるよ。母さんはそんな世界、まっぴらだね」


言動の根本にある世界観は世界をどう見ているか?という色めがねです。

周りの人の行動をどういう視点から捉えるか?という思い込みでもあります。

ミスコミュニケーションのほとんどが、この思い込みから発生しているのです。

グローバルで活躍し、自分も周りの人も幸せに過ごすことができるのは、決して奪い合う世界ではありません。

類は友を呼びますから、こういった世界観は早めに修正したいものです。


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言葉とフィーリングの育児

グローバル社会に通用する。 子供に自分の望む幸せな人生を歩む力を身につけてほしいと願う小学校中学年の子供を持つお母さんのためのコミュニケーションスキルトレーナー

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